Vol.4
ホワイトアップ セミナー(2011/2/27)

by inoueshika on 12月 4, 2011

歯科医師:井上華子

井上歯科医院では、歯のホワイトニングの術前・術後の白さの変化をより分かりやすく評価できるように、ホワイトニング用測色器「シェードアップ ナビ」を導入しました。
今までは、ホワイトニングの術前・術後の白さの変化をセラミックのかぶせ物や詰め物を作る時の色見本を使用して評価を行っていましたが、「シェードアップ ナビ」で患者さんご自身の歯の白さを測り数値化することで、とても分かりやすくなりました。
「シェードアップ ナビ」は歯の白さを0.5~9.0(0.5間隔)の18段階で表示します。
その数値に対応したホワイトニング専用の色見本とあわせて見ることで、目で見た感覚での色の変化を評価することができます。
ホワイトアップセミナーでは、「シェードアップ ナビ」の使用方法や、ホームホワイトニングで薬剤を入れるトレーを違和感の少ないものに作るコツなどについても、講師の先生方が普段の診療で工夫されていることを教えていただきました。
私たちのクリニックでもより良い方法を取り入れて、受診していただく皆さんに素敵な口元に なっていただけるようにしていきたいとの思いをあらたにしたセミナーでした。


歯科衛生士 : 由留木 尚美

今回受講させていただいて、ホワイトニングのタイミングとして、初診時、修復処置治療時、そしてメンテナンス時にされていると聞き、あらゆるタイミングで活用できるものだと感じました。
補綴(ほてつ)が少なく咬耗、磨耗、退縮による象牙質の露出がなく、ホームケアができている方には、ホワイトニングをお勧めするとよいと思います。実際、下顎前歯で自分が体験してみて、トレーの辺縁のカットのし方が波形でなくフラットでも歯肉に違和感はなく、かえってフィット感を感じ、脱着の時もトレーがしっかりとしている感じをうけました。
薬剤も適切な量でもれている感覚は少なく、初めは気持ち悪いとは思いましたが、慣れてくると、受講している2時間の間つけていても苦にはなりませんでした。知覚過敏症が出てきた人にはトレーにヒスケア(松風)を入れて装着してもらう事や、脱水症状の知覚過敏症には、DMXシートで唾液の分泌量を増やす等、情報も得ることができ、活用につなげていきたいと思います。